◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.93~
こんにちは!!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
2021年度に入って早くも1ケ月が経ちました。例年ですと、この時期
で問題になるのが「五月病」ですが、皆さんの職場では大丈夫ですか?
人材不足が深刻化しているのは建設関連業のみならず、多くの事業所が抱
えている悩みであります。某リサーチ会社が発表したデータによりますと
、新入社員が離職する割合が多いのが10年前ですと3ケ月、それが現在
(2019年度統計データ)では1ケ月となっていて、新入社員が離職す
る期間が狭まってきている傾向にあります。
「仕事内容が、思っていたのと違った」という理由が、10年前と現在で
も1番ですが、注目したいのは、2番目の理由である「ハラスメント」。
10年前では、上司からの暴言や強要と言ったものが主でしたが、現在で
は「電話連絡を指示(強要)される」ということが多い理由のようです。
名刺交換代わりに、LINEを交換するのもビジネスの場では常ですが、「
LINE交換を求められる」ことも若者たちには苦痛のようで、「信頼でき
る相手以外には教えたくない」と言うのが、若者たちの本音のようです。
また、多くの若者が幼少期から携帯電話を買い与えられていますが、も
ともと電話をする習慣が無いことから、SNSが唯一の情報共有手段と
なっています。さらに、高齢世代がコミュニケーション用として多用す
る「スタンプ」についても、若者からすると嫌悪感を示す傾向があるよ
うで、先輩社員が親睦を図ろうと試みるほど逆効果になるようです。
「なんか、面倒くさいなぁ~」と思われている貴方!そう思っている段階
で、貴方の会社に若い人たちは興味を示してもらえません。いくら便利な
ツールが出てきても、最終的にはマンツーマンでのコミュニケーションが
決め手になるのは間違いありません。しかし、相手(若者)の習慣を事前
に把握し離職させないようにすることが、受け手(雇用側)である我々に
求められそうですね。