薩摩川内市の神話を巡る神亀山ウオーキングが6日、同市であった。歴史に関心がある夫婦ら約60人が参加し、散策を楽しみながら伝えられる日本の始まりの神秘的な足跡をたどった。同市が人材育成のために取り組む「薩摩國シティセール大学」が主催し、同校で学ぶ竹内利彦さん(竹内建設)が旗振り役を担った。
神亀山は、新田神社がある亀の形の似た小高い山で、その奥にあるアマテラスオオミカミの孫とされるニニギノミコトが眠る可愛山陵は、霧島市の高屋山上陵、鹿屋市の吾平山上陵と合わせて、神代三山陵と呼ばれている。
同日は、新田神社の普段見ることができない拝殿内等を見学したあと、可愛山陵のニニギノミコトの御陵墓や中陵神社、端陵神社などを見学。参加者はボランティアガイドらの説明を真剣に聞いていた。
竹内さんは「市の神話を広く知ってほしい。新元号も令和に決まり、日本の歴史に関心が高まることを期待したい」と話した。