◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.87~
こんにちは!!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
4月に入り、2021年度がスタートしました。皆さんの職場などでも、
新規採用者や新しい機器を導入したり、フレッシュな気分で新年度のスタ
ートを切ったのではないかと思います。ちなみに、弊社にも新しい仲間(
散水車、バックホウ)が入社しました(笑)。
4月1日と言えば「エイプリルフール」。ドイツの自動車メーカーである
フォルクスワーゲンが、アメリカ法人の社名をフォルクスワーゲンからヴ
ォルツワーゲンに変更すると発表されました。もちろん、これはエイプリ
ルフールに合わせたジョークですが、これがちょっとした騒動になってい
ます。自動車業界は、国際世論のカーボンニュートラル(脱炭素社会)の
動きを受けて化石燃料から電気エネルギーへシフト、100年に一度の大
改革を加速度的に進めていますが、この動きに今回の騒動が拍車をかけま
した。
このニュースが流れると、翌日のニューヨーク株式市場が反応。世界シェ
アトップクラスのフォルクスワーゲンが、電気自動車増産へ舵を大きく切
ったと勘違いした投資家が敏感に反応。株価が前日比で5パーセントもア
ップするなどマーケットは大混乱。それがエイプリルフールの「ジョーク
」だと解ると、一般投資家や各メディアなどから一気に非難が相次いで、
フォルクスワーゲン社側が謝罪コメントを出すと言う、なんともお粗末な
結果となってしまいました。
エイプリルフールと言えば、様々なメディアが中心となってユーモアあふ
れるニュースを配信し、それぞれの国独自のユーモアセンスが話題となり
それを笑いに変えてきました。しかし、昨年からはそのような光景がほと
んど見られなくなりました。メディアなどで知られる有名な某心理カウン
セラーは、「新型コロナウィルスに関する様々な情報が錯そうする今、精
査されない状況に多くの庶民がストレスを感じ憔悴している。この状況下
で、ユーモアをまともに受け入れられるほど、心にゆとりがある人は少な
いのではないだろうか」と、分析されていました。
故意ではないにせよ、悪意の無いモノにさえも容赦のない非難の牙が向け
られるほど、一人ひとりの心にゆとりが無い今。「な~んだ、ビックリし
たが~♫」と、たわいもないジョークで笑い合えるような平凡な日常が、
一日も早く戻ってきてくれることを、ただただ願うばかりです。