◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.76~
皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
今年も残すところあと一週間あまりとなり、カウントダウンが聞こえだした感じ
がします。そんな中、先日は川内中央中学校の野球グラウンドの整地作業を、野
球部の子供たちと保護者の方々と共に、取り組ませてもらいました。寒い中での
作業でしたが、子供たちと保護者の方々が熱心に作業に励む光景を見ていて、と
ても清々しい気分になりました。
新型コロナの影響により、翻弄され続けてきた教育現場。医療に従事する関係者
の方々と同じく厳しい対応に追われていますが、それらを取り巻く環境は大きく
変化して来ていています。文部科学省が所轄する中央教育審議会では現在、高校
普通科改革を実施する方向で調整をしていて、従来の普通科に「新たな学科」を
求める方向でいるようです。主な内容としては、①現代社会の課題を分野の枠を
超えて学ぶ学科(SDGs(持続可能な開発目標)など)、②地域社会の課題解
決を探る学科(人口減少や少子高齢化など)となっていて、2022年度からの運
用を検討しています。
では何故、普通科改革が必要なのか?21世紀出生時縦断調査によると、楽しい
と思える授業があるか?について「思えない」と解答したのが、中学一年時で2
4%だったものが、高校二年になると43%に増加。また、勉強は将来役に立つ
と思うか?の質問に対し、「思わない」と解答したのが、中学一年時で15%だ
ったものが、高校二年になると28%に増加していて、進級するほど具体的な夢
への期待感が薄れてきているという、なんとも残念な結果となっています。
国としては、国際平和、復興、防災、地域活性化などを、大学や自治体、企業と
連携して実践的で実のある授業へと繋げることで、子供たちにより「具体的な夢
」を持ってもらうことが狙いのようです。今回のボランティア活動を通して、子
供たちに少しでも建設業の魅力を感じ取ってもらえたらと改めて思いました。