◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.69~
皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
皆さんには、「あだ名」がありますか? ほとんどの方が、子供のころや職場な
どで呼ばれている「あだ名」があるのではないでしょうか?今、全国各地の学校
で「あだ名」で呼び合うのを禁止にしようと言う動きがあり、その賛否について
SNS上でちょっとした議論になっています。
そもそも、なにゆえ「あだ名」を禁止にしようと言う動きになっているのか?事
の発端は「イジメ」にあるようです。先にも述べたように、子供の頃の「あだ名
」と言えば、例えば「利彦=トシちゃん」と言う風に、名前を簡略化して呼ぶの
が通例ですが、中には「出っ歯」や「ブタ」など、コンプレックスを持つ「身体
の一部」を誇張し、相手の意思を無視して呼ばれる場合があります。「それぐら
いのことで・・」と言われる方もいるかもしれませんね。
2013年に「イジメ防止対策推進法」が公布され、イジメに対する監視・防止
の義務が厳しく課せられるようになりました。しかし、今もなお「イジメ」は存
在し、時代の変化と共に多様化・陰湿化しています。加えて、現代の子供たちは
コミュニケーション能力が低い傾向があり、イジメを受けた子供は誰にも言えず
塞ぎ込んだ末に自傷したり、最悪の場合では自殺に至るケースもあります。
スキンシップを図るために、親しみを込めて呼び合うのが本来のあだ名であり、
誹謗・中傷で呼ぶのは明らかな言葉の暴力です。個人的には、あだ名で呼び合う
ことについては賛成ですが、あだ名を中止とするのであれば「その明確な理由」
と、それによって将来、子供たちのコミュニケーション能力にどのような影響を
与えるかを大人がしっかりと考え、理解したうえで決断するべきではないかと思
います。