皆さんこんにちは!薩摩川内市で建設業を営んでいる竹内利彦です。
2025年がスタートして、あっという間に一月が終わり、気が付け
ば二月も後半へと差し掛かろうとしています。
年度末になると、公共事業を主な活動とする建設関連業にとっては、
年度末の工期に追われて慌ただしくなってくる時期でもあります。弊
社でも、それに漏れることなく手持ちの現場で、年度末までの工期と
なっている現場作業に奔走する日々が続いています。
多忙を極めてくると、目の前のことに集中し過ぎるあまりに、周囲へ
の気配りや気遣いが散漫になってきがちで、それによるケアレス(軽
微)ミスがヒューマンエラーを助長し、更なる重大事故を誘発してし
まいます。
過去のブログでもお伝えしましたが、時代の変化による技術革新がも
たらされても、建設関連業における3大災害「墜落事故」「転落事故」
「転倒事故」は、残念ながら昔も今も「不動の順位」をキープし続け
ています。
年代別で見ても、10年以上のキャリアを持つ熟練者ほど事故の発生
率が高く、その理由が「これぐらいは大丈夫だと思った」と言う安易
な判断によるものが、全体の4割を占めています。
特に注視することは、重機や器具などを用途外使用したことで事故に
遭った人は「今まで、コレ(やり方)でやってきて事故が無かったか
ら」と言う、自身の技量を過剰視したためによるものがほとんどのよ
うです。
弊社でも毎日、各現場責任者が中心となって安全施工サイクル運動を
推進し、労働災害防止に向けて業務に臨んでいますが、意識共有を図
っていてもいつどのようなタイミングで労働災害が発生するかは誰に
も判りません。
年度末に迫れば迫るほど災害リスクは高くなってきます。「驕り、過信
は事故の元」今一度、工程会議や各社員とのコミュニケーションを密
に取りながら、安全・安心な施工に取り組んで参りたいと思います。