皆さんこんにちは!薩摩川内市で建設業を営んでいる竹内利彦です。
10月12日に、薩摩川内市が誕生して20周年を迎えました。地元
紙である南日本新聞さんにも合併誕生特集が企画され、弊社もお祝い
広告を掲載させて頂きました。
そもそも自治体合併の歴史は古く、明治維新(1867年)後に日本
を近代化へと導く「市町村法(市町村法制)」が制定されたのがはじ
まりで、その後、最初の大合併(1889年)により、71,314
の市町村が15,859に統合。
その後も、軽微な合併が各地方自治体で進められた結果、15,85
9から更に9,868へと統合、終戦直後に行われた昭和の大合併(
1953年~56年)では、新憲法(1946年制定)と新地方自治
法(1947年制定)に対応できる地方自治を形成。
さらに新市町村建設促進法(1956年制定)により3年間で行われ
た昭和の大合併では、町村数を3割まで減らすと言う国の方針に則り
3,472までに統合。そして、3度目となる平成合併(1999年
~2010年)では、さらに1,821市町村へと統合されました。
こうして見ると、自治体の歴史とはとても奥深いですよね。
われらが薩摩川内市も、「地方分権の推進」「少子高齢化の進展」「厳
しい財政状況」「日常生活圏の拡大」を命題に、2004年(平成1
6年)に川内市を含む1市4町(樋脇町、入来町、東郷町、祁答院町
)4村(里村、上甑村、下甑村、鹿島村)による合併で誕生しました。
20年が経った今、少子高齢化による人口減少はさらに進み、近い将
来8,000万人にまでその数は減少するとの推計も出されていて、
現在の地方自治形成の限界が危惧されている状況です。
今回の、企画特集の帯にも記されていました「未来へワクワク、思い
を繋ぐ」のフレーズ。今の子供たちに「薩摩川内市ってどんな町?」
と問うと、「とってもイイところ」と笑顔で話してくれるような町に、
我々が創り導いていきたいものです。