皆さんこんにちは!薩摩川内市で建設業を営んでいる竹内利彦です。
短い春が過ぎ、ついに鹿児島にも梅雨シーズンが到来しました。ジメ
ジメした日々がしばらく続くことになります。
我々の仕事である建設業にとって、雨はもはや「災い」のようなもの
ではありますが、農家の人たちにとっても、作物の生育を促進させる
ために必要不可欠な「恵み」である一方で、過度な降雨は日照不足に
よる不作や、作物が病気を併発する原因となります。
先日、気象庁が発表した情報によりますと、今シーズンは期間が短く
雨量は記録的な降雨が続く「短期集中(マルチセル)型」の梅雨になる
と示されましたが、これも、海面温度の上昇に伴う異常気象からくる
、「エルニーニョ現象」によるものが大きく影響しているようです。
異常気象による自然災害は、今や季節を問わず日常的に世界規模で多
発。いずれも国難級の大規模災害となって各国で生産される農作物へ
甚大な被害をもたらしていて、それは止めどなく進む物価高騰に拍車
をかけ続けています。
奇しくも、6月は「災害防止月間」に制定されていて、国をはじめ県
や各自治体が示すハザードマップ(危険災害区域分布図)に基づいて、
安全大会や講習会、防災訓練などが、全国各地の企業や団体などで随
時実施されることと思います。
弊社が加盟する薩摩川内市建設業協会も、薩摩川内市側との大規模災
害協定を結んでいて、有事の際の初動には万全な体制で臨むことにな
っています。予測し難い人知を越えた災害が増え続けている現在、改
めて自然との向き合い方について、各家庭や会社でも真剣に語り合い
防災の意識を深めてもいいかもしれませんね。