◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.14
皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
先日、2019年度のノーベル賞が発表され、吉野彰さん(旭化成名誉フェロー
/名城大学大学院理工学研究科教授)が、リチウムイオン電池の研究開発に尽力
された功績が称えられ、その栄誉に輝かれました。
リチウムイオン電池と言えば、携帯電話(スマホ、タブレット、外)やパソコン
などを、主電源から切り離して起動・操作するためには必要不可欠で、現在人が日
常生活を営む上では欠かすことが出来ないデバイスの一部であります。日本人が人
類の文化発展・繁栄に寄与する発明に、多大な貢献をされたという報道を見聞きす
るたびに、とても誇らしく思います。
中国の急激な経済成長の陰には、国が若手育成の一環として基礎研究に積極的に
予算を充当している現状があり、研究論文の提出件数では既に中国に置いて行かれ
ている状態で、一部の経済ジャーナリストたちからは「日本は、応用研究を重視し
過ぎていて、今のままでは完全に後進国へとなり下がってしまう」と懸念する声さ
えも聞かれます。しかし、その点についても吉野さんは「確かに、今だけを見ると
危機的状況なのかもしれない。ただ、研究に終わりはない。今やるべきことをコツ
コツやり続けるのみ」と淡々と話していたのが印象的でした。
さらに、「研究に一番大切なことはなにか?」と言う記者からの質問に対して、
「大きな壁にぶち当たっても「まあ、なんとかなるわ」と言う柔軟性と、最後まで
諦めずしつこくやり通す執着心が大切」と、ときおり笑顔を見せながらコメントさ
れた吉野さん。
吉野さんが、常連で通い続けている平成30年の歴史が終わり「失われた10年」
と言うフレーズが、多くの日本人の脳裏には今もあると思います。初心を忘れずに、
前向きにやり続けることで最高の結果へと結びつく!ジャンルは違いますが、とて
も大切なことを教えてもらった気がします。