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一癖(?)ある秘匿性(+_+)

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◆竹内建設  社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.162~

 

皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。

2023年をむかえて1ケ月が経ち、早くも2月へと突入しました。

年が明けて早々、新型コロナ感染情報が常態化してきているなか、最近では、強

盗事件のニュースが連日のように伝えられています。特に近年では、秘匿性の高

い携帯アプリ「テレグラム」を駆使した巧妙な手口が主流となっていて、加害者

側にとってデジタル化に遅れを取っている我が国は、まさに格好の餌食となって

いるようです。

このテレグラムなるアプリ、私も今回の強盗事件でその存在を知ったのですが、

実は流通してかなりの月日が経っているようです。開発したのは、ロシア人の起

業家であるバーヴェル・ヴァレリーヴィッチ・ドゥーロフ氏で、SNSサービス

ⅤKの創設者。

無料で利用できるモバイルアプリケーションとしては、既に世に出ていたLIN

EやTwitterと大きな違いは無いのですが、サーバーを介せずに利用者同

士が直接やり取りが出来る点が大きな違いで、さらにメッセージが暗号化されて

いるため、プライバシー保護の観点からリリースされた2013年以降、順調に

ユーザーの指示を得ながら急成長してきました。

プライバシーを守る面からすればメリットが多いようですが、その反面、第三者

によるチェック機能が無く、一定の時間が経つとメッセージが消去される(設定

機能)など、他のSNSツールに比べてより秘匿性が強いことから、戦争や犯罪

に利用される事例も増えてきました。

実際、昨年から始まっているロシアとウクライナの紛争にも、このテレグラムが

何かしらのカタチで活用(悪用)されているとの情報もあります。既に開発者が

その一線から離脱(追放)している今、このツールが正しき方向へとか活用され

るには、ユーザー側のモラルに委ねられているのが現状です。

「こんなはずじゃなかった・・」と言うのが、バーヴェル氏の本音かどうかにつ

いて、もはや知る由もありませんが、テクノロジーが人の世に正しく活用され、

万民がその恩恵を受けられる世の中が訪れることを切望したいです。