◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.144~
皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
入るか?入らないのか?と、不安定な天候状態が続いていましたが、鹿児島も
梅雨入りしましたね。2週間遅れたことで河川工事も舗装工事もひと段落出来
てホッと一息です。社員一同、頑張ったことに感謝もですが、誇りにも思えま
す。ありがとうございます。梅雨に入ったことで、建設業界にとしては工程表
との睨めっこが続く、悩ましい季節の到来となります。
悩ましいと言えば、6月に入って様々な品種の値上げがされたことは、先日の
ブログでもお話をさせてもらいましたが、先日、ちょっと興味深いニュースを
耳にしました。フィリピンのホセ・Ⅽ・ラウレル駐日大使が緊急記者会見の席
で、フィリピン産バナナの店頭価格引き上げを申し入れたという報道でした。
「フィリピン=バナナ」と、ほとんどの方が印象を持たれていると思いますが
、バナナに一体なにが起こっているのでしょうか?
「物価の王様」とも言われるバナナ。特に、フィリピン産バナナは世界市場の
7割強を占めています。しかし、ここ9年ほどの卸価格はほとんど変わらない
状態でした。「我々はブランドイメージを崩さないように、美味しい高品質な
バナナの供給に努めてきたが、農家の利益はほとんどない状態が続いている。
生産者を守るためにも、適正価格で取り扱ってもらいたい」と、窮状を訴えま
した。
あれ?どっかで聞いたことあるような話ではないでしょうか?(笑)確かに新
型コロナウィルスやロシアとウクライナ紛争の影響などで、物価の高騰が続い
ていることは事実。しかし、小麦粉やトウモロコシと同様に、様々な食料・加
工品に利用されているバナナが、ひとたび値段が上がるとなれば、その影響は
計り知れません。
6月時点で3000品目が値上げとなり、年末までに8000品目が値上げさ
れるとの予測も出ているなど、未曽有の値上げラッシュが続く2022年。ま
だまだ厳しい値上げの嵐が続きそうですが、「良いモノはそれなりの価格」だ
と言うことを、お一人おひとりが認識しながら、「今までありがとう」と言う
感謝の気持ちも、大切にしたいものですね。