◆竹内建設 社長ブログ ~気のみ気のまま~◆ vol.164~
皆さん、こんにちは!薩摩川内市田崎地区で建設業を営んでいる竹内利彦です。
皆さんは、調べ物をするとき、どのようなツールを活用されますか?読書が好き
な方でしたら、さながら辞書(辞典)で調べると言う方が多いのではないでしょ
うか?
MicrosoftのOS「Windows95」のリリースで、インターネットによ
る情報インフラの構築が進み、さらにスマートフォンの拡充により情報の在り方
が様変わりした今、AI(人工知能)を有した最新ツール「チャットGPT」が、
情報化の波に大きな変革を促そうとしています。
チャットGPTとは、テスラ社のイーロン・マスク氏らが中心とする新興企業「
Open AI」が開発した、人間のような文章を生成することが出来る検索システムで
、基本的に無料であることから、2022年に公開されて以降利用者が急増。現在
(2023年2月)、全世界における利用者(個人、企業)が100万人規模にま
で達しています。
その勢いは、先進技術を駆使したサービスを主とした企業を中心に大きく波及して
いて、チャットGPTを導入した企業の業績は、コロナ特需の反動(減収減益)を
受けた企業の業績を軒並みリカバリーするほど成果を上げていて、それらの恩恵を
受けようと追従する企業が増えてきています。
一方、とある研究チームが偽情報(フェイクニュース)を作成するよう指示したと
ころ、人が書いたものと変わらない文章を、人が書く内容の数十倍のスピードで書
き上げたことから、悪意を持った人による活用が、市場を混乱させかねないとして
問題視しています。
また、日本では先日、大学生が研究レポート(論文)をチャットGPTで生成した
ことが発覚。世論工作へと発展する可能性を問題視した大学側が、チャットGPT
の活用を禁止するなど、今や世界規模の問題へと発展しそうな様相です。
時代の変化と共に潮流が大きく変わることは、これまでの人類の歴史を振り返って
も、皆さんも良くお解りのことと思います。時代は正に、人間と人工知能の臨界点
である技術的特異点(シンギュラリティ)を迎えようとしています。より良き未来
へと向かうためにも、最新技術を正しく使っていきたいものです。